その他の文明

先に紹介した四大文明の他にも世界各地には素晴らしい古代文明が存在し、私たちはそこで生まれた文化遺産の恩恵を受けています。

世界の文明と文化遺産の数々

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その他の文明からも、私たちが日常的に利用しているものが数多く生まれました。

例えばタバコの葉による喫煙の起源はマヤ文明だといわれており、1500年くらい前のマヤ文明における美術作品にも喫煙が描かれています。マヤ文明は紀元前2600年ごろ、中央アメリカ南部で誕生し、それから数千年にわたってメキシコ南部から中米南部までの広大な範囲にわたって栄えた文明です。マヤ族では神への供物としてタバコを使用し、僧侶が野性のタバコの葉を火にくべて、その煙を吸っていたと言われています。火や煙を神聖なものとして崇め、タバコを吸うことによって神聖な火の神が体内に宿ると信じていたようです。

その他の文明2

そして子供も喜ぶ嗜好品も、この文明は生み出しています。チョコレートの起源もマヤ、アステカ文明で、その頃はカカオ豆をすりつぶし、どろどろにして飲み物として利用していました。

ヨーロッパ圏では、古代ローマ文明も私たちに馴染みが深いものを残してくれました。人類初の石鹸は、紀元前3000年頃にローマで作られたと言われています。サポー(Sapo)という丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習があり、その際したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものが出来、それが汚れを落とすと珍重されたのが始まりです英語で石鹸を意味するソープ(soap)は、この丘の名前から取ったといわれています。

同じヨーロッパでも、古代ギリシャ文明が生み出した身近なものは、日用品ではなく「民主主義」です。それはギリシャのアテネではじまった制度で、人間はみな自由であり平等である、といったことから、一人の絶対権力者の命令の元に生きるべきではなく、公平な法の元に生きるべきである、といった現在にも通じる内容となっています。

古代文明は、遺跡や地名だけでなく、実に様々なものを私たちに残してくれました。それを大事に利用していくことはもちろんですが、できれば現代の私たちも、後世の人々の役に立つような何かを残していければと思います。

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