中国文明

中国文明は黄河・長江流域で発達し、日本の社会・文化に大きな影響を与えました。

日本の成り立ちに多大な影響

中国文明1

紀元前14000年頃から始まった、中国の黄河・長江流域の文明は、日本に関連するさまざまなものを生み出しました。

まず日本の食卓に欠かせない白米は、ここが始まりです。稲作は江西省や湖南省で1万年以上前に遡る稲籾が続々と発見されており、長江下流域の水稲耕作を発祥とする説が有力視されつつあります。

中国文明2

そして白米同様、日常生活で親しまれているのはお茶ですが、これも中国文明で生まれました。お茶の起源は紀元前3千年くらいまでさかのぼり、そのころすでに茶の木を栽培し利用していたそうです。ただし当時は飲み物ではなく「薬」として飲まれていましたが、のちには上流階級に嗜好品として愛飲されるようになります。

また中国文明は約8000年前、農耕開始にあわせて、世界を先駆けて養豚も始めていました。 南部にある約1万年前の遺跡からは、家畜とされていたアジアイノシシの骨が出土しています。中華料理に美味しい豚料理がたくさんあることも納得がいきます。

もちろん絹(シルク)の起源もここからです。中国から西洋へ絹をもたらした道は今でも “シルクロード” と呼ばれ、約4500年前には蚕の飼育、養蚕を行っていました。最古のものは、浙江省呉興縣の遺跡から出土した紀元前3千年近くの絹布などですが、その他に紀元前千五百年くらいの絹布等も発見されています。

そして漢字も日々利用している中国文明の遺産の一つです。その大元となっている甲骨文字は系統的な文字で、銅銘文、小篆、隷書、楷書などの変化を通して、現在の形となっていきました。

大変日本に馴染みの深いものばかりで、もはやあって当たり前となってしまっているものがほとんどです。しかし何千年もの前の人々が生み出し、壮大な時間をかけて研磨されてきたそれぞれの遺産を、時には感謝して利用していきたいと思います。

メニュー

Copyright (C) 2010 身近に残る古代文明 All Rights Reserved.
子供新聞