
私たちが現在当たり前だと思っている物事の中には、何千年も昔の古代に作られたものがたくさんあります。そんな古代の人々が残してくれた文化や文明についてお話しましょう。
およそ紀元前数千年以降から、世界各地では人類が大河近くの土地などを都市化し、生活を始めました。そこでは現代同様、人間は都市に定住し、特定の職業に就き、農作物や家畜の飼育を行っていました。また諸国と広範囲な貿易も行い、さらに法律まで制定されている文明もありました。古代文明とは主に、古代の社会生活において編み出された技術や文化などのことです。

いわゆる四大文明とは、エジプト文明、メソポタミア文明、中国文明(黄河・長江)、インダス文明の四つを指しますが、その他にもマヤ文明、アンデス文明などのアメリカ大陸の文明や、ローマ・ギリシャなどの文明もあり、それぞれが研究の対象となっています。
大きな文明社会が誕生する必要条件として、大きな河川の肥沃な土地で農耕、車輪などの発明、生活品や武器のための金属の使用などが挙げられます。四大文明はもれなく上記を満たしていますが、マヤ文明などはこれらから外れる面も多いため、未だに多くの謎に包まれています。それでも全ての文明が、生活のために必要な様々なものを生み出していたことが、長年の調査でわかっています。
どの文明社会も土地が枯れたり他の民族に攻められたりすることで、どれも衰退し消えていきましたが、そこで生まれたものはその後の世界に大きな影響を与えました。そしてさまざまなものが変化する中で、現代でも残されているものも数多くあります。
古代文明というと、はるか遠くの国のずっと昔の事という気がしますが、現代日本の私たちにとって身近なものとなったその遺産もいくつかあるのです。そのさまざまな恩恵を、ご紹介していきたいと思います。